退職に向けて休暇に入った後に、自分の送別会があったので行ってきました。
送別会と言っても、大勢の人を集めての正式なものではなく、身近で仕事をしていた人とのお別れ会のようなものです。今回は、自分の送別会について、そのいきさつや様子を書いてみます。
送別会の思い出
今まで送る側として、何度か辞める人の送別会に出てきましたが、印象に残っているのは、30歳位で結婚して退職した女性の人ですね。退職した後に送別会があったのですが、会社ではいつも疲れているように見えたのに、久しぶりに見ると、イキイキしていて少し若返ったように見えました。やはり、会社では忙しくて、客商売でもないので、見栄えなどに構っていられなかったんですね。その点、自分は辞めたらどう見えるんでしょうか。もう、白髪染めも止めてしまったので、きっと、老けて見えるでしょうね。
もう一人は、40歳代くらいで別の会社に転職して行った人も覚えていますね。何事もドライに進めていく人でした。管理職だったのでそれなりに人が集まりましたが、事前に、退職理由など、聞かれそうなことを全てリストアップし、聞かれもしないのに、自分から延々と話したのはおかしかったですね。きっと、誰かに会う度に、同じこと聞かれて、うんざりしてたんでしょう。この人は、もともと、別の会社から来た人ですが、そういう人は、結局、また、別の会社に移っていくことが多かったですね。転職することへのハードルが低いので、今の仕事に満足できない時に、転職という選択肢が、割と普通に出てくるんでしょうか。自分も会社で嫌な事が沢山ありましたが、結局、勇気が無くて辞められませんでした。そして、なんだかんだ、我慢してやっている内に、いつの間にか、早期定年の年齢になってしまいました。
と、昔を思い出したのですが、どれも、まだ自分が若手の頃です。当時は、組織で仕事をしていたので、それなりに、同じ課の人と結びつきが強かった気がします。
自分の送別会は
そして、いざ、自分の番が来た時に思ったのは、送別会は遠慮したいな、ということです。自分が主役の宴会など、柄でもないというのもありますが、今の仕事がプロジェクト制で、組織(課)の人とのつながりがあまりなく、知らない人に付き合いで来てもらっても … 、と言うのがほんとのところです。
そのため、送別会について聞かれた時は、大変ありがたかったのですが、丁重に辞退させてもらいました。せっかくの好意を無にしますし、大人として、どうなのと思うところもありますが、もう、退職しますので、最後は、わがままを通させてもらうことにしました。
代わりにお別れ会を
という事で、正式な送別会は断ったのですが、以前から一緒に仕事をしてきた人(数人ですが)が、飲みに行こうと言ってくれたので、割り勘でお願いすることにしました。
会社にいる間は、都合が合わなかったので、休暇に入った後になりましたが、良く知る人達なので、改まって退職の挨拶などする必要もなく、楽しく過ごすことができました。最近は、会社関連の飲み会と言えば、もう、仕事として参加しているだけでしたので、こんなに気を使わない飲み会は、ずいぶん久しぶりな気がします。
退職の理由や、次の仕事のことなど、一通り話した後は、色々と昔話しができました。結局、割り勘の約束でしたが、お金は貰えないと言われてしまい、おごってもらった上に記念品や花なども貰ってしまいました。(もう辞めてしまうので、彼らにお返しはできそうにありませんが … )
お別れ会を終えて
今日は、退職の送別会について書いてみました。
自分の場合は、仕事柄、組織のつながりもなく、そもそも、もう、知り合いもだいぶいなくなっているので、送別会は、幸いにも?、辞退することができました。代わりに、形は少し違いますが、最後に一度、飲みに行けたので、自分の中のケジメにはなった気がします。