【大相撲ブログ】平成30年1月場所の感想 ~ AbemaTVでも相撲放送が始まった

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

鶴竜のイラスト
初場所(平成30年)が終わったので感想を書いてみたいと思います。

日馬富士の事件を契機に、色々とおかしな報道がされ続ける相撲界ですが、本場所の相撲はいつも通りの盛り上がりを見せました。ワイドショーなどでは、未だに連日取り上げられていますが(はたして、あの中に、ほんとに相撲に興味がある人っているのでしょうか)、自分としては、本場所の相撲が面白ければ、それで十分です。

 

スポンサーリンク

全体の感想

場所の結果

幕内優勝 西3枚目 栃ノ心 14勝1敗
技能賞 西3枚目 栃ノ心 14勝1敗
殊勲賞 西3枚目 栃ノ心 14勝1敗
敢闘賞 東14枚目
東16枚目
阿炎
竜電
10勝5敗
10勝5敗
十両優勝 東筆頭 妙義龍 10勝5敗

今場所の、最大の出来事は、なんと言っても「AbemaTV」で、朝から、ほぼ、全取組を放送し始めたことですね。これは、なかなか、画期的です。このネットテレビのことは、前から知っていましたが、ニッチなマニア向けくらいとしか思っていませんでした。ところが、藤井4段の将棋企画や、早実の清宮選手の練習試合を放送するなど、自分のツボにはまる番組を、チャンネル数や放送時間にとらわれないネットの利点を生かして、放送し始めました。その結果、自分の中では、地上波と同等の存在になり始めていました。そんな折、とうとう、相撲放送が始まったのです。これは、もう、見ないわけにはいきません。

番組は、Abemaの他の番組と同じように、ネット放送ならではの、ゆるい感じはありますが、なんと言っても、一番、衝撃的で新鮮だったのは、今まで、ほとんど見られなかった、幕下以下の取り組みが、生で見られたことです。(来場所以降、だんだんと、目新しさはなくなっていくとは思いますが、続いてほしいものです。)

その結果、熱心な相撲ファンではありますが、残念ながら、実際に、ほとんど現場で観た経験はなく(^^;)、NHKテレビ放送がある十両以上しか見たことがなかった私には、色々と、新しい発見がありました。

例えば、

  • 幕下以下に、30代後半40歳と言った、年の行った力士も結構いること。
    結婚して子供がいてもおかしくない年齢なので、給料がでない番付で、どうやって、生活しているのだろうか、という素朴な疑問が浮かんできました。
  • 幕下以下に、結構、体重重い大きな力士もいること。
    体だけ見れば、立派なお相撲さん体形なのに、やっぱり、十両・幕内の力士とは、なにか違うんですね。
  • 幕下以下の取り組みは、同じ星同士で当たって行くこと。
    あれだけの人数の中から、総当たりではなく、優勝者を決めるために、こういう方法を取っていたんですね。
  • 一番出世披露は、3段目の取り組みの中で行われること。
    ニュースなどで、その存在は、知っていても、実際に見るのは初めてでした。

AbemaTVのことばかり書いてしまいましたが、場所の方は、注目された白鵬も、稀勢の里も、早々に退場し(場所前に話題になった人は、得てして、こうなることが多いですね)、栃ノ心優勝という予想もしない結果に終わりました。

それでは、今場所、気になったお相撲さんの印象を書いてみます。

気になった力士

十両

 大砂嵐(西十両8枚目、1勝8敗6休)

十両定位置になってしまったとは言え、今場所は、不自然なほど元気がありませんでした。右四つ左上手の十分体勢で負けてしまったのを見て、どこか悪いのかと思っていましたが、あんなことをしていたとは。最初に出てきた時は派手に暴れましたが、ケガなどもあり、結局、お騒がせ外国人として終わりそうですね。

幕内

白鵬(東横綱、2勝3敗10休)

初日、2日は、何とか名前で勝ったものの、その後は、連敗し早々に休場してしまいました。場所前に、その取り口注文が付き、横綱として良くないとか、ルールだから良いのでは、など、意見が分かれていますが、下の力士は、横綱に同じ手はできませんから、横綱が連発するのはどうかな、と思いますね。

そして、巷では、「張り差しかちあげ(白鵬仕様)が封じられたら勝てない」みたいに言われていますが、どちらかと言えば、場所前に、急にその手はダメと言う空気ができ上がってきてしまったので、十分に準備ができなかったのではないでしょうか。さすがの白鵬と言えども、今まで、当たり前にやって来て、ほとんどになっている立ち合いの動作を、急に変えろと言われても、そう簡単ではないでしょう。結果として、しっくり行かずに、リズムを崩してしまい、負けが込んで、おかしくなってしまいました。

従って、もう一度、一から立ち合い見直して、準備すれば、まだまだ、やれるのではないかと思います。ただ、本人にそこまでのモチベーションがあるかですね。もう、すべて成し遂げてしまって、その相撲を否定されてしまったわけですから、「はい、わかりました」と、簡単に納得して変えられるでしょうか。晩年になると、何かをきっかけに、一気に衰えてしまうこともあります。今回の件が、どのような影響を及ぼすか注目です。

稀勢の里(西横綱、1勝5敗9休)

途中までは頑張る素振りを見せていましたが、結局、白鵬同様、休場してしまいました。先場所の感想でも書きましたが、結局、今場所も、横綱としての修羅場を潜り抜けることなく終わってしまいました。横綱の本領は、金星などを与えてしまった後、如何に立て直すかだと思っていますが、結局、一度も、それをクリアせず、彼は引退となってしまうのでしょうか。もし、今後もガチで行くとしたら、その可能性は高そうです。

鶴竜(東横綱、11勝4敗)

日馬富士なき後、他の横綱も早々に休場してしまい、途中から、ひとり横綱になってしまいました。2人のモンゴル横綱に隠れて、第3の男としてやって来た彼に、その「ひとり横綱」と言う状況が耐えられるのか、注目していましたが、案の定、しばらくは、勝ち続けましたが、結局、その後、一度、負けた後は、ずるずると連敗してしまいました。休場明けなのでスタミナ不足だったとの見方もありますが、どうも、それだけとは思えません。おととしの九州場所に、見違えるような相撲で優勝して、覚醒したかと思われた次の場所でも、早々に負けると、同じように、ずるずると連敗して休場してしまいました。その後は、パッとせず、休場が続いて、今場所こそはと思われましたが、結局、一度、躓くと、また、バタバタになってしまいました。ほんとに強いのか弱いのかわかりません。

御嶽海(東関脇、8勝7敗)

間違って大勝ちすると大関の声もかかるかもと、場所前の展望で書きましたが、間違いは起こらなかったようです。

逸ノ城(西前頭筆頭、10勝5敗)

場所前の展望で、不気味な存在と書きましたが、とうとう、本領を発揮し始めたようです。日馬富士白鵬照ノ富士とモンゴルの先輩がいなくなったせいか、なんだか、思いっきりやれるようになってきました。今まで、時折見せていた精神的な弱さを克服しているかが気になりますが、年内には大関くらいまでは、行ってしまうかもしれません。(ただ、舞の海さんも同じことを言っていたので、逆に、それが、フラグにならなければ良いですが。)

遠藤(西前頭5枚目、9勝6敗)

先場所終盤の、元気のなさを気にしていましたが、今場所は、少しだけ、さらに、本来の姿に近づいているように、見えました。ただ、残念ながら、千秋楽栃ノ心に負けてしまったので、初の三役はお預けになりそうですね。できれば、上位総当たりではない今場所に、大勝ちして上がれたら、本当は良かったのですが、どっちにしても、いつかは、その人たちにも勝っていかなくてはいけないので、今後に期待でしょうか。今場所は、うまい相撲が何番も見られた一方で、力負けしてしまう相撲もあったので、さらに、パワーアップした姿が見れたらうれしいですね。

 

以上、今日は、初場所(平成30年)の感想を書いてみました。

 

スポンサーリンク

ブログ目次

退職日記

1. 退職前
2. 退職前(有給期間)
3. 退職後

退職後の仕事

1. 警備員

趣味

1. 大相撲
2. レジャー
3. 生活