初場所（平成30年）の番付が発表されたので、自分なりの注目点や予想を書いてみたいと思います。
日馬富士問題に端を発して、変な注目を集めてしまった大相撲、普通は、場所が終わると次の場所まで、ぱったりと話題が無くなるものですが、今回に限って、次の場所まで話題が途切れないという、前代未聞の現象が起こりました。ひとえに、その後の貴乃花親方の活躍のおかげですが。（彼は、現役時代から、常に大相撲へ貢献し続けています。）
平成30年1月初場所展望
年の初めなので、年間展望も含めて書いてみます。（※後日、結果を青字で追記しました）
—– 場所後の感想はこちら —–
注目の一番？
初場所で、特に注目を集めるのは、なんといっても白鵬対貴景勝ですね（特に、スポーツ新聞やワイドショー的にですが）。横綱の品格に独自の価値観を持ち込んでいる白鵬が、どんな手を使うかと心配する向きもありますが、対戦相手の貴景勝も、負けず劣らずマイペースな力士ですので、相撲に関して、相手に気を使うような人には見えません。
- 白鵬は、横綱の品格に対して
- 貴景勝は、若手力士として
どちらもKY力士ですので、どう見てもかみ合いそうにありません。従って、周りが期待したような、特別な感情が入った相撲にも、その後に因縁を残すような取り組みにも、ならないでしょう。（プロレスなら、こんなおいしい状況を放っておかないところですけどね。）
結果：結局、白鵬が早々に休場してしまったため対戦はありませんでした。
続いて、上位の方から注目点、予想、そして、期待などを書いてみます。
横綱・大関
横綱は、日馬富士なき後、先場所欠席した残りの2横綱が、はたしてどうかと言うことですね。ただ、どちらも、あまり期待できないと言うか、望み薄な感じですが、ここで、パッとした成績が残せないと、いよいよ引退へまっしぐらとなりそうです。
今年の終わりには、果たして何人残っているでしょうか。変に4横綱などという歪な増え方をした結果、逆に反動で減るのも早そうです。願いとしては白鵬1横綱への逆戻り、と言う状態だけには、なってほしくないところですが、これに関しては、特に稀勢の里に対して、食い止めのためのあらゆる手段（？）が、講じられるのでは、と想像するとちょっと怖くなります。（あくまで個人的な妄想ですが）
結果：稀勢の里は、休場してしまいましたが、鶴竜は、終盤まで全勝と頑張りました（<(_ _)>）。逆に、白鵬が早々に休場してしまいました。
大関に関しては、琴奨菊、照ノ富士と陥落し、高安くらいしかもういませんが（ん、もう一人いたかな）、高安も、ここに来て故障がちなので、これ以上を望むのは、残念ながら簡単ではないですね。下から、誰か上がってくれることを期待したいところです。
結果：高安は、前半負けた後も粘り強く取り続けて12勝しました。見事としか言いようがありません（<(_ _)>）。
三役
三役の中では、御嶽海がかなり地力を付けているように見えますね。間違って、大勝ちしてしまうと一気に大関という声が出てきそうです。少し気になるのは、彼が学生相撲出身というところですかね。知られていることかもしれませんが、学生出身の大関・横綱ってほとんどいないんですよね。彼は、そのジンクスを破れるんでしょうか。ただ、彼には、ハーフという側面（属性）もあるので、必ずしも、このジンクスに当たらない可能性あるかもしれません。
結果：御嶽海は、前半、勝ちっぱなしで行った時は、いよいよかと思われましたが、後半失速してしまいました。まだ、上を狙うには少し時間がかかりそうです。
他にも、阿武咲、北勝富士、そして、貴景勝と言った、ちょっと希望の持てる若手もいます。彼らは、プロフィールを見ると、学生相撲ではないようなので、意外に行けるかもしれません。
結果：3人とも負け越し（阿武咲は途中休場）と振るいませんでした。上位に定着するのは簡単なことではないですね（<(_ _)>）。
平幕
平幕では、ダークホースとして不気味なのは、モデルチェンジした逸ノ城といったところでしょうか。
結果：逸ノ城は、10勝し再び三役の切符を手にしました。今後どのような相撲を取るか注目です。
また、私がファンの遠藤は、大勝ちすれば、三役へも上がれる位置までやっと戻ってきました。ただ、どうでしょう、先場所の最後の方の相撲っぷりをみると、どう考えても、体調万全とは見えません。あれから2ヶ月経ちましたが、状況が好転していない限り、この位置での勝ち越しは簡単ではない気がしています。
結果：遠藤は、体調が戻ってきたのか見事勝ち越しました（<(_ _)>）。残念ながら来場所すぐ三役は難しそうですが、今後に期待です。
以上、今日は、初場所（平成30年）の展望を書いてみました。
