【確定申告】過去の還付申告漏れに気が付いた ~ 過去分の確定申告書の作成から提出まで

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税務署のイラスト
過去分の確定申告還付申告)を行いました。

本来退職して確定申告(還付申告)が必要なのは、年末調整が受けられない最後の年だけですが、申告のことを色々と調べていたところ、過去に申告していない控除があることがわかりました。還付申告は、過去5年分までできるので、この機会に、退職後の分と合わせて過去分確定申告還付申告)もすることにしました。そこで、今日は、この過去分申告について書いてみたいと思います。

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必要な書類(過去分)の用意

そもそも、過去分を申告しようと思ったきっかけは、確定申告のために色々と調べているうちに、家族の国民年金を代わりに払っている場合、それも、控除に入れられると知ったからです。ただ、昔の控除証明書は、とっくになくなってしまっているので、年金事務所に連絡して、再度、送付してもらうことにしました。

その他に、過去の申告をする場合は、その年の源泉徴収票が必要ということで、毎年、貰っていたものを探してみたのですが、サラリーマン時代には使うこともなかったため、なくなっているものがありました。そこで、仕方ないので、会社に連絡して再発行を依頼しました。

その後、源泉徴収票が揃ったので、各年の内容を見直してみると、生命保険を申請していない年があることがわかりました。これも、控除証明書をとうに無くしているので、保険会社に連絡して再発行を依頼しました。今思うと、毎年、年末調整は出していましたが、年末の忙しい中で、とりあえず、出していただけで、ろくにチェックもしていなかったようです。(^^;))

申告(過去分)のために用意した書類

結果として、過去5年のうち、3年分の還付申告ができそうなので、以下の書類を用意しました(紛失したものは再発行を依頼して取り寄せました)。

  • 申告年の源泉徴収票
    → 依頼先:退職した会社
  • 申告年の家族分の社会保険料(国民年金保険料)控除証明書
    → 依頼先:年金事務所
  • 申告年の生命保険料(介護医療保険料)控除証明書
    → 依頼先:保険会社

確定申告書(過去分)の作成から提出まで

確定申告書は、国税庁ホームページで作成できるので、それを使用しました。作成から提出まで、大きく以下の3つの作業を行いました。

  1. パソコンから国税庁HPにアクセスし、各年の確定申告書を作成する。
  2. 作成した申告書を印刷して、添付資料を貼り付ける。
  3. 申告書添付資料税務署に持って行って提出する。

流れは、「退職後の還付申告」と同じなので、ここでは要点だけ書いてみます。

—– 退職後の還付申告についてはこちら —–

1. 確定申告書の作成

先ず、過去分申告書国税庁HPで作成します。

国税庁確定申告書等作成コーナーに入る。

https://www.keisan.nta.go.jp/h29/ta_top.htm#bsctrl

作成開始を選択する。

書面提出を選択する。

④ 利用環境の確認画面が出るのでチェックを入れて次へ進む。

⑤ 作成する年の申告書作成を選択する。

これで、過去年の作成画面が表示されるので、所得税コーナーに入っていきます。

還付申告のために行う作業

所得税コーナーに入った後は、画面に従って以下を入力します。(年毎に微妙に画面が違いますが、やることは、原則、同じです。)

  • その年の源泉徴収票の金額を入力
  • 追加する控除の金額を入力

これらを入力すると、新しい税額が算出されて差額(還付金額)が表示されるので、あとは、住所など必要な情報を入力して行けば終わりです。使ってみてちょっと便利な機能があったので、その辺りは、前回の「退職後の還付申告」に書きました。

2. 確定申告書の印刷と添付資料の貼り付け

Web上で入力を終わり申告書ができたら、次に以下を行います。

確定申告書PDFファイルに出力して印刷する。(この時、添付書類台紙も出力できるので、合わせて印刷する)

② 印刷した申告書日付マイナンバー(必要の場合を記入して、捺印する。

③ 印刷した添付書類台紙添付書類を貼り付ける。

④ 最後に念のためコピーを取っておく。

実際の還付申告書のイメージや、台紙への添付資料貼り方については、前回の「退職後の還付申告」に書きました。

3. 確定申告書の提出

1月末に税務署へ

提出書類ができたところで、退職後還付申告の分と合わせて、1月末税務署に持って行きました。提出時の様子については、前回の「退職後の還付申告」に書きました。

提出後の経過

1つ申告済みの年があった

その後、申告書の1つに対して、既に提出済みと言う手紙が送られてきました。
よく考えると、以前、家族の医療費がかかった年があり、一度、還付申告をしていたことを思い出しました。その場合、二重に申告することはできないので、今回の申告書は取り下げて、代わりに更正の請求という手続きをする必要があるようです。この件については、また、別の記事で書いてみたいと思います。

—– 後日、更正の請求をした結果はこちら —–

その後、振込通知書が送られてきた

その後、提出から3週間ほどしたところで、上記の申告済みだった年以外は、不備がなかったようで、国税還付金振込通知書が送られてきました。念のため、銀行口座の残高を確認したところ、既に振り込まれていました。

一緒に提出した退職後の方は、まだ、この通知書(「退職後の還付申告」参照)が来ていないので、過去分の方が処理がはやく終わったようです。(確定申告期間の前に行ったのが良かったのかな … )

 

今日は、前回の退職後の申告に続いて、過去分確定申告還付申告)の作成から提出までの様子を書いてみました。少し面倒な作業ですが、退職して収入が無いので、少しでも戻ってきたのはうれしいですね。

 

その後、住民税が少し戻ってきた

市税等還付通知書

その後、7月の中頃になって「市税等還付通知書」と言うものが届きました。

市税等還付通知書

ネット等には、遡って還付申告をした結果、住民税に変更がある場合は、申告内容が連携されて、住民税も還付されると書いてあったのですが、それが、どうやら来たようです。

通知書には還付金金額(上図赤丸)が書かれていて、下に還付金振込先を記入する「口座振込依頼書」が付いているので、それを切り離して返信用の封筒で郵送すればよいようです。

口座振込依頼書

通知書は過去3年分を還付申告したので3通来ましたが、振込依頼書が付いているのは1通のみでした(他の2通には切り取られていて付いていませんでした)。早速、それを記入して送りました。実際に振り込まれるのは、さらに1ヶ月ほど先のようです。

振込を確認

その後、振込依頼書を送ってから1ヶ月弱して、申告した3年分の還付金が振り込まれていることを確認しました。所得税の還付金の時とは違って、振込通知書は来ませんでしたね。

 

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