夏場所(平成30年)の番付が発表されたので、自分なりの注目点や予想を書いてみたいと思います。
日馬富士の事件以来、逆風が続いている大相撲界ですが、巡業に入ってからも、市長が土俵上で倒れたことに端を発した女人禁制論争など、相変わらず色々な事が起きています(個人的には、男と男が裸でぶつかり合う大相撲の土俵に、緊急時以外わざわざ女性が上がる必要はないと思いますが)。どちらにしても、実際に相撲を取る力士たちには関係ないので、いつものペースでやっていただければと願うばかりです。
平成30年5月夏場所展望
それでは、注目点、予想、そして、期待などを書いてみます。(※後日、結果を青字で追記しました)
—– 場所後の感想はこちら —–
全体
普通に考えると今場所の見どころの第一は、栃ノ心の大関取りという事になるでしょうか。
既に、2場所で24勝(14勝、10勝)しているので単純に考えると今場所9勝すれば、3場所33勝の昇進目安に到達します。3場所の最初が平幕なのがちょっと引っかかりますが、その場所に優勝しているで、特に問題はなさそうです。今の実力から考えると、怪我なく普通に取れば、大関昇進となるのではないでしょうか。
結果:栃ノ心は、順当に勝ち星を重ね、見事、大関昇進となりました。
横綱
次の注目は、やはり、先場所休場した2人の横綱です。
今日の時点で、白鵬は出場の様ですが、稀勢の里はまだ明言していません。おそらく、稀勢の里は、次が最後のチャンスなだけに、今場所は、まだ、出場する踏ん切りは付かないのではないでしょうか。
そして、白鵬ですが、休場明けは休養十分でほとんど好成績を残しています。今回もそうなるか、年齢的な衰えや、けがの蓄積を考えると、そう簡単には行かないような気もしています。
結果:白鵬は、途中で優勝争いから脱落となりました。
もう1人、鶴竜は、先場所一人横綱で優勝し、見事に横綱の責任を果たしました。ただ、場所毎にムラがある人なので、今場所は休憩の場所となってしまうかもしれません。
結果:鶴竜は、見事、優勝しました。どうやら、今までの彼ではもう無いようです(<(_ _)>)。
大関
そして、一般にはほとんど注目されていませんが、相撲ファンがひっそりと注目しているのが、高安の横綱昇進でしょうか。
過去2場所12勝3敗と、優勝してもおかしくない成績を残しています。残念ながら、どちらの場所も、前半に負けて、一旦優勝争いから脱落してしまったため、好成績が目立ちませんでした。ただ、後半の安定感はなかなかのものです。今場所、万が一、高い次元(全勝か1敗)で優勝してしまうと、横綱と言う声が出て来そうです。特に万全な横綱もいないので、中日位まで全勝で行ったりすると、その可能性もあるかもしれません。
結果:高安は、期待とは裏腹に、今場所、あっさりと全休してしまいました。ここまで好成績が続いていましたが、以前から気になっていた故障がちなところは、抱えたままだったようです。
その他
あと、一般にもそれなりに注目されているのが、初めての三役、小結に上がった私がファンである遠藤ですね。
ただ、ずっと、苦しんでいる姿を見てきた身としては、ある意味、悲願だった三役に上がったことで、もう、何か成し遂げた感があります。さらに上を目指してもらいたいですが、長い目で見て、仮に今場所は負け越しても、少しずつ地力を上げて行ってもらいたいものです。
結果:遠藤は、途中休場し、負け越しとなりました。覚悟はしていましたが、ちょっと残念ですね。
最後に、幕内以外では、やはり、序二段に上がった納谷でしょうか。たまたま、AbemaTVで中継が始まり、前相撲から見ているので、この勢いのまま、いったい、どこまで行くのか見てみたくなりました。まだまだ、この辺で、立ち止まることはなさそうですが、どんな相撲を取るか楽しみです。
結果:納谷は、三段目の力士に1つ敗けを喫してしてしまいました。勝ち続けるのは簡単なことでないようです(<(_ _)>)。
以上、今日は、夏場所(平成30年)の展望を書いてみました。