春場所(平成30年)の番付が発表されたので、自分なりの注目点や予想を書いてみたいと思います。
貴乃花親方の理事選も終わり、間にオリンピックなどもあり、ワイドショー的にだいぶ落ち着いてきた相撲界ですが、白鵬の立ち合い問題、貴ノ岩の復帰、など、まだまだ、ざわつきが残っています。その辺りも絡めつつ、今場所の展望を書いてみようと思います。
平成30年3月春場所展望
(※後日、結果を青字で追記しました)
—– 場所後の感想はこちら —–
全体
全体的には、今場所、はっきり言って、これと言った大きな注目点はないような気がします。
一般的なことを、強いて言えば、先場所優勝した栃ノ心が、関脇に復帰して、どんな相撲を取るのかと言うことでしょうか。突然変異したあの相撲のまま、一気に大関を狙うような力士に変貌を遂げているのでしょうか、それとも、一時の狂い咲きだったのでしょうか。その後の花相撲(トーナメント)も優勝し、乗りに乗っている感はありますが、平幕優勝力士にまつわる例のジンクス(大関や横綱になる人が少ない)もあるので、何とも言えないところです。
結果:栃ノ心は、関脇でも10勝しその実力が本物であることを示しました(<(_ _)>)。
もう一つは、立ち合いに注文が付いて、先場所途中休場してしまった白鵬が、どんな相撲をとるか、そして、十両にとどまった、因縁の相手、貴ノ岩が、復帰して巻き返せるのか(それとも幕下転落となってしまうのか)、と言ったところでしょうか。ただ、これは、ワイドショー的な見方なので、場所が始まれば、そこで活躍する力士に、話題はあっという間に移るでしょう。ただ、あくまで予感ですが、この二人が本場所で顔を合わせることは、なんとなく無い気がします。
結果:白鵬は全休し、貴ノ岩は何とか8勝で勝ち越しましたが、当分、2人の接点はなさそうですね。
その後(2018年12月)、貴ノ岩が逆に自分の暴力問題で引退したので、やっぱり、白鵬とは一度も対戦することなく終わりました。
最後に、もう少し先のことを考えると、だんだんと表面化してきている世代交代が、はっきりとした形になってくるかでしょうか。その為には、上位力士が引退することになりますが、今年中には何人かはそうなるのではと思っています。
それでは、注目点、予想、そして、期待などを書いてみます。
横綱・大関
先ず、白鵬ですが、今までがあまりに心身とも強過ぎたので、そのイメージで見てしまいますが、既に絶対的な強さは失われている気がします。その為、何かをきっかけにして(例えば、立ち合いへの注文も、その一つ)、一気に、その牙城は崩れ去るかもしれません。
結果:白鵬は全休となったので、結果は来場所に持ち越しになりました。
もう一人の稀勢の里ですが、ここまで(まる1年)、休場を繰り返した力士で復活した人っているのでしょうか。正直、完全復活は非常に厳しくなってきました(誰もが思っていることかもしれませんが … )。とりあえず、まだ発表されてはいませんが、今場所は全休した方が良さそうです。
結果:稀勢の里も全休したので、こちらも結果は来場所以降に持ち越しですね。
大関では、高安が、先場所、ひっそりと大勝ちをしました。もし、今場所優勝でもすれば、一気に横綱候補の声がかかるでしょう(ただ、そこまでのイメージは、まだ、できませんが … )。もし、そうなれば、世代交代の始まりの一つになるかもしれません。
結果:高安は、前半負けたので優勝には絡みませんでしたが、12勝して横綱への足掛かりを作りました。
その他
今場所、最も期待される(怖い)のが逸ノ城です。入幕直後に活躍した時期を第1形態とすれば、とうとう、第2形態に入った気がします。もう上位陣でも簡単には勝てないでしょう。後は、地力の向上に伴って、精神的な弱さがどうなっているかでしょうか。今後は、優勝や昇進のかかった大きな一番に出くわすと思うので、その時に、どんな強さを見せてくれるのか(あるいは、弱さを見せてしまうのか)、注目したいところです。
結果:逸ノ城は、悪魔のような強さを見せる日もあれば、昔の彼が顔を覗かせる日もあり、結果、9勝とそこそこでした。
最後に、私がファンである遠藤ですが、やはり、今場所も三役には、残念ながら、一歩届きませんでした。ただ、周りを見渡せば、いつの間にか、後輩力士がほとんどになりました。上位も、もう、勝てない相手もいないような気もします。もし、彼が、さらに上の力士になる人であれば、そろそろ、花を咲かせても良いような気がします。
結果:遠藤は、とうとう、勝ち越しを決め、三役昇進を決めました \(^o^)/。
以上、今日は、春場所(平成30年)の展望を書いてみました。