ついに日馬富士が引退を表明しました。
当事者からすれば、酒の席での出来事がいつの間にかこんなことになってしまった、という事なのかもしれませんが。今日はこのニュースを聞いて私なりに思うことを書いてみます。
引退について
場所が始まった直後に、最初に、この件を聞いて思ったことは、これで日馬富士は引退だろう、でした。場所が始まってから、横綱の暴力事件がスポーツ新聞で公になるという最悪の状況でしたので。
その後、色々なことが報道されるに従って、できれば、引退は回避してほしいと思うようになりましたが、やはり、これ以外に、この問題の着地点はなかったのでしょうね。外国ではどうかわかりませんが、こういった不祥事があった時、誰かが辞めないと(昔の切腹のように)、収まらないのですよね、少なくとも日本では。そして、一度そうすれば、世間は気が済んで、あっという間にこの問題への興味はなくなり、話題にもならなくなるでしょう。
この件で思う事
この件で、思うことの1つ目は、モンゴル人力士の中での貴ノ岩の立場は厳しいものになってしまったのではということです。果たして、それを彼が望んだのかは別にして。
2つ目は、残った横綱を含めたモンゴル人力士が、今回の処分を完全に納得しているかです。普通に考えれば、暴力事件を起こしたのだから当然なのかもしれませんが。そこに外国人と言う要素が挟まっているので、そう単純ではないかもしれません。
3つ目は、貴乃花親方です。一連の行動は、普通に考えると、やはり、不自然に見えてしまいます。そこに、この問題の根深さを感じます。先代貴ノ花からずっと応援していた現役時代を思うと複雑な気持ちになります。
日馬富士は、少なくとも土俵上では、十分立派な横綱だったと思います。個人的には、今、現役のどの横綱よりも。